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「道路工事中」の標識を表示する自走車両がEVに、非接触充電も採用  2012/12/3

 中日本高速道路(NEXCO中日本)は2012年11月28日、高速道路を維持管理する際の道路工事に用いる自走式標識車を電気自動車(EV)化するとともに、同車両に非接触充電システムを搭載する共同研究を始めると発表した。

 この共同研究は、東京大学、昭和飛行機工業、長野日本無線、三菱ふそうトラック・バス、高速道路総合技術研究所、中日本ハイウェイエンジニアリング東京と進める。

 自走式標識車のEV化は、三菱ふそうトラック・バスの小型電動トラック「キャンター E-CELL」をベースに開発し、2013年夏に完成する予定。その後、現場での実用試験を始める。

 キャンター E-CELLは、2010年9月の「IAA国際商用車ショー2010」と2011年11月の「東京モーターショー2011」に出展されたコンセプトカーである(関連記事)。容量40kWhのリチウムイオン電池と、最高出力70kW/最大トルク300Nmの走行用モーターを搭載しており、満充電からの走行距離が約120kmとなっていた。ただし、NEXCO中日本に納入する車両の仕様は公開されていない。

 非接触充電システムについては、磁界共鳴方式と電磁誘導方式、両方式を研究対象としている。

 磁界共鳴方式は、充電に用いるコイル間の位置ずれが数十cmあっても、高効率で充電できることを特徴とする。ただし、現時点で可能な出力が1~3kWと小さい。共同研究では、自走式標識車のような大型車両に適用できるように、出力とコイル間距離などを調整し、2013年中に試作機を導入する計画である。

 ベースとなるシステムは、長野日本無線が提供する。同社は、2011年6月に出力1kWの磁界共鳴方式の非接触充電システムを開発している。

 一方、電磁誘導方式は、100kWクラスの大出力化が可能ではあるものの、コイル間の位置ずれが15cmを越えると、大幅に充電効率が低下するという問題がある。共同研究では、充電時のコイル間の距離について検討し、2015年に試作機の導入を目指す。

 ベースとなるシステムは、昭和飛行機工業が提供する。同社は、2009年4月に早稲田大学と共同して、電動バス向けに出力30kWの電磁誘導方式の非接触充電システムを開発している。

掲載元:http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1212/03/news075.html

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