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非常用電源の選び方

非常用電源の比較検討ノウハウ

ここでは、BCP(業務継続対策)などのための非常用電源はどのように選択すればよいのか、大きな方向性をつかんで頂けるように比較検討の方法を解説します。

主に事業所などの非常用電源を想定して記していますが、家庭用に小型のものをお探しであれば、「発電機」、「ミニサイズの非常用電源」の欄をご参照下さい。

比較検討のポイント

1.容量確保

非常用電源の出番は大規模停電時です。電力会社が供給を回復するまでの間、補給は期待できません。
よって非常用電源の性能で最も大切なのは、どれだけ多くの電気を貯めておけるか、つまり蓄電容量の大きさです。諸々の制約の中で、必要な蓄電容量を確保することを最優先します。
なお、必要な蓄電容量の計算など、非常用電源のプランニングについては、こちらをご参照下さい。

2.使用環境

非常用電源を使用するときに騒音や排気を出せる環境であるかどうかで選択肢が大きく変わります。
また、設置スペースも重要です。ある程度のスペースを用意できるのであれば、合理的な選択肢が広がります。

3.容量あたりコスト

諸々の制約の中でも、最終的には「予算」の制約を最も強く受けるというのが実際のところです。
限られた予算内でできるだけ多くの蓄電容量を実現するには、他の制約をクリアした上で、容量あたりコストの一番低い方法を選択します。


比較検討プロセス

上記のポイントを踏まえて、合理的な結論を得るには、以下のプロセスで検討を進めます。
      の部分をクリックすると、説明が表示されます。

騒音や排気を出しても構わない。発電機

■発電機は、騒音と排気ガスがポイント

倉庫などの隅にしまっておける小型のものから据付の大型まで、必要な電力に応じて選択の幅は広く、燃料タンクの大きさによって長時間の電力供給も可能になります。

但し、エンジン等を動かすので低騒音タイプのものでもかなりの音を発します。また、排気ガスを出すので、ポータブルタイプのものであれば屋外での使用、据付型のものであれば十分な換気設備を必要とします。

燃料の保管についても法令による厳格な規制をクリアし、一定の制限を守る必要があります。
これらの点で問題がない場合には、容量確保・容量あたりコスト面で最も合理性の高い選択肢になり得ます。

■ホンダのenopo(エネポ)は、小型で手頃

発電機には数え切れないほど多くの種類がありますが、小型のもので優れているのは、ホンダのenopo(エネポ)です。

コンロなどで使う一般的なカセットボンベを燃料としますので、調達や保管が容易です。本体価格も110,000円(メーカー希望小売価格・税抜)と手頃です。

定格出力も900VA(概ね900Wに相当)と多くの小型家電を動かすことが可能です。

但し、小型といえども騒音は80dB前後と地下鉄の車内並みになります。また、カセットボンベをコンロで使う場合よりも多くの一酸化炭素を発生するので、必ず、通気の良い屋外に出して使用する必要があります。

小型発電機には新興国製品を中心に、もっと安価なものも多くありますが、精密機器も含めた安定的な使用には、正弦波出力(商用電力と同波形)のものを選択することが望まれます。

稼働時間を延ばすため予備の燃料(ガソリン等)を保管するには、専用のタンクを使用しなければなりません。ガソリンの場合、40リットル以上保管する場合には、火災予防条例により、保管場所の構造等を基準に適合するよう必要な改修を施し、あらかじめ消防機関に届け出る必要があります。

■大型発電機は、初期投資が大きい

大規模な電力供給を必要とする場合には、大型の発電機を設置することになります。
ここにあげる例は工場等での使用を想定した三相出力のものです。

デンヨーDCA-300LSK:防音型ディーゼル発電機(三相)[DCA-300LSK]

本体価格のほか、設置作業、付帯設備工事等が必要になります。条件により異なりますが、本体価格の倍前後の初期投資予算が求められます。

大規模な事業所で、通常通りの電力を絶対確保しなければならない。大規模蓄電設備

■大規模な蓄電設備は高コスト

騒音や排気が許されず、かつ停電時にも通常通りにオペレーションを継続することが求められるなど、大規模な蓄電容量を必要とする場合には、この方法を選択するほかなく、設備会社に依頼して蓄電設備を作ることになります。

法令に従った防火設備を整える必要があります。規模等にもよりますが、数千万円以上の投資になるケースが多くあります。同じ要求を満たす発電機と比較して、容量あたりのコストはかなり高くなります。

数名の小規模事業所で、携帯電話の充電など最小限の電力さえ確保できればよい。ミニサイズの蓄電機器

■高いコストで、接続出来る機器も限定

騒音や排気が許されず、かつ予算もごく少額の場合には、最低限の電力確保を目的としてミニサイズの蓄電機器を選択することになります。
支出額は抑えられますが、蓄電容量が小さいため、容量あたりコストは非常に高くなります。

たとえば、この日立マクセルのポータブル蓄電池「Energy Station」M-PAC01Wは、実売価格が約147,000円(2015年10月現在)と少額ですが、蓄電容量が255Wh=約0.26kWhなので、容量あたりコストは約147,000円/ 約0.26kWh = 約565,000円/kWhとなります。

また、連続出力も225Wと小さく、出力波形も擬似正弦波(商用電力の波形に似せた矩形波)なので、接続できる機器は限定されます。

同じコストであれば、蓄電容量の大きさよりもコンパクトさを優先する。リチウムイオンバッテリー

■リチウムイオンバッテリーはコンパクト

リチウムイオンバッテリーの利点は、容量あたりの体積と重量が小さいことです。
よってコンパクトさを重視するのであれば採用すべき選択肢となります。

コンパクトさに優れているものとしては、パナソニックのリチウムイオン蓄電システムLJ-SF50AKがあります。蓄電容量5kWhで室内の隅におけるサイズです。
太陽光発電システムから独立して単独で設置できるのも非常用電源として適しています。

■価格が高いのが難点

但し、難点は価格が高いことです。
実売価格が約1,000,000円(2015年10月現在)なので、容量あたりコストは約200,000円/kWhとなります。平成26年度まで補助金がありましたが、既に受付を終了しています。

中規模事業所専用非常用電源

■あんしん電源は、低コストで大出力

上記のいずれの選択肢にもあてはまらない、ちょうど良い方法が見つからないという声にお応えするのが、中規模事業所専用の非常用電源、「あんしん電源」です。

9.4kWhという大容量を8万円/kWh台からという低コストで実現しています。
大規模蓄電設備のように大掛かりな投資は必要ありません。一方、ミニサイズの蓄電機器とは異なり、連続出力1000W以上、正弦波出力と、業務継続に十分なスペックです。
リチウムイオンバッテリーの代わりに鉛蓄電池を使用することにより、物理的にはいくぶん大きめになりますが、容量あたりコストは低く、その分、限られた予算で大きな容量を確保することが可能になります。

非常用電源のプランニングツール

中規模事業所を主な対象とした、BCP(業務継続対策)などのための非常用電源プランニング・ツールです。ご自由にダウンロードしてお使い下さい。

プランニングの幹は、
(1)どれくらいの電気を出せるか(連続出力・ワット)と、
(2)どれくらいの電気を貯めておけるか(蓄電容量・ワット時)の算定です。

このツールは、専門外の方でも使いやすいように簡略化してあります。

プランニング・ツール ダウンロード
(エクセルファイル:18KB)

プランニングの進め方

初期段階ではこのツールを使っておおよその目星をつけ、比較検討プロセスも参考に、どんな方法で検討を進めるか判断します。

多くの場合、最初のプランは規模が過大になりがちですので、業者のアドバイスも聞きながら、必要性と費用とをはかりに掛けてプランの最適化を進めていきます。

中規模事業所であんしん電源がご検討の対象になる場合には、どうぞこちらからご依頼下さるようお願いいたします。

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